NVIDIA、DirectX 10対応のPCゲーム制作プラットフォームを発表

エースラッシュ2007年03月08日 21時19分

 米NVIDIAは現地時間の3月7日、DirectX 10によるPCゲーム制作と最適化を支援する新たなプラットフォームを発表した。

 今回発表された新しいNVIDIA Developer Toolkitは、DirectX 10によるPCゲーム制作と最適化を支援するもの。コードサンプルや先進のシェーダ、パフォーマンスチューニングなどが提供されることで、開発者はDirectX 10対応のPCゲームをこれまで以上に容易に制作できるため、パフォーマンスの大幅な向上とともに開発時間とコストの節約にも貢献する。

 NVIDIA Developer Toolkitには、最新GPUに対応したコードサンプル「SDK 10」、ライブラリとプラグインで構成された「テクスチャ・ツール」、Windows VistaとDirectX 10でGPUアプリケーションのデバッグやプロファイリングを行うための「PerfKit 5」、シェーダのパフォーマンスに関する詳細情報を提供する 「ShaderPerf 2」、クロスプラットフォームでのシェーダ・オーサリングに対応した開発環境「FX Composer 2」、100種類以上のシェーダ効果に加え外部のサブミッションにも対応する「シェーダ・ライブラリ」が含まれる。さらに、NVIDIA GeForce 8シリーズのグラフィックスカード、NVIDIA nForce 680のマザーボード、DirectX 10も搭載されているという。

 NVIDIAは現在、サンフランシスコで開催中のGame Developers Conference(GDC)において、開発プラットフォーム全体のデモと一部コンポーネントの無償配布を実施している。なお、最新ツールは同社のデベロッパー向けサイトからダウンロードが可能だ。

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