凸版印刷は1月9日、FeliCa技術を採用した非接触ICカード「SMARTICS-mFe(スマーティクス エムエフイー)」の超小型モデルを開発したと発表した。大きさは縦42mm×横54mmと、「厚さ0.76mmのカード型では世界最小サイズを実現した」(同社)という。2006年12月から流通、アミューズメント業界向けに販売を開始した。
同社によると、最近はFeliCa技術の普及に伴って、より商品設計の自由度が高い、異形状の非接触ICカードの需要が高まっている。
今回開発したSMARTICS-mFeの超小型モデルでは、凸版の独自技術を使い、FeliCaの通信特性を確保しながらアンテナ部を小型化したという。携帯ストラップや、キャラクターを模したキーホルダーといった用途に向ける。
販売価格は10万枚発行で、1枚あたり1000円。凸版では、SMARTICS-mFeの既存モデルやシールタイプ「SMARTICS-sFe」などとあわせ、3年後に25億円の売り上げを目指す。
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