IBMは米国時間10月11日、コラボレーションソフト「Lotus Notes」の新バージョンをリリースした。新バージョンではこのソフトウェアをUSBメモリやiPodに格納することが可能になっている。
IBMによると、ユーザーはUSBメモリへの格納機能を使い、USBポートを搭載したWindows PCを使って(Notesに)ログインし、電子メールをチェックできるという。これにより従業員により高い機動性をもたらすことが可能になる。
さらに、「Lotus Notes and Domino Version 7.0.2」では、RSSのサポートが追加されている。RSSを使えば、ブログなどからのフィードの通知をNotesで受け取ることができるようになる。
IBMによれば、Notesクライアントに情報を配信する「Domino」サーバでRSSをサポートすることによって、ユーザーはポッドキャストやブログなどの定期的な更新をNotesアプリケーションから行えるようになるという。
IBMのLotus部門のゼネラルマネージャーMichael Rhodin氏によれば、モバイル機能とRSSフィードのサポートは、自社のコラボレーションツールにソーシャルネットワーキングツールを取り込んでいくという同社の計画の一環だという。
同氏は声明の中で、「ブログ、RSSフィード、ポータブルストレージデバイスといったテクノロジは、ビジネスにおけるコラボレーションの方法を変えつつある」と述べている。
Microsoftの「Outlook」や「SharePoint」「Exchange」といったサーバソフトウェアの次期バージョンもまた、RSSフィードをよりサポートするようになるだろう。
Notesの新バージョンはまた、SAPアプリケーションとの統合用テンプレートを提供するとともに、「iCalendar」というカレンダー情報のフォーマット形式をサポートしている。
なお、Macintosh版Lotus Notes 7.0.2のリリースは、2006年末に予定されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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