IBMは今夏の終わり頃までに、Microsoftの「Office」アプリケーションと密接に連係する「Sametime」インスタントメッセージングソフトウェアの改訂版をリリースする予定だ。
約2カ月後に提供される新版のSametime 7.5では、Officeアプリケーションを利用したまま、インスタントメッセージング機能を使うことができる。例えば、「Outlook」上で電子メールを開封し、メールの発信者にSametimeから連絡できるかどうか、あるいはどこにいるのかなどを確認できるという。
Sametimeは企業ユーザー向けの製品だが、IBMはこれをResearch In MotionおよびNokiaの携帯デバイスや、「Windows Mobile」を搭載するデバイスに提供していく意向だ。新版は、IPアドレスに基づいてユーザーの居場所を自動的に把握することが可能だと、IBMは話している。
IBMのWorkplace、ポータル、コラボレーション製品を担当するバイスプレジデントのKen Bisconti氏によると、こうした変更の背景には、Sametimeの拡張性を高めるという同社の戦略があるという。
またIBMは、デスクトップコンポーネントを動作させるためのオープンソースソフトウェアEclipseの「 Rich Client Platform」フレームワーク上で利用できるように、Sametimeを改良している。これにより、インスタントメッセージングアプリケーションであるSametimeは、Eclipseと互換性のあるプログラムを実行できるようになったと、Bisconti氏は説明した。
例えば、「Google Maps」で居場所を確認できる同僚とチャットで会話をしたり、del.icio.usに登録したブックマークをSametimeに表示させたりすることが可能だという。
「Eclipse開発者は、プラグインやもっと別の拡張を製作できるようになる。したがって、Sametimeはエンドユーザーに向けた製品であるばかりでなく、リアルタイムアプリケーションのエコシステム全体を対象としたプラットフォームでもある」(Bisconti氏)
2007年春にリリースされる「Lotus Notes」の新版「Hannover」でも、同じEclipseフレームワークが利用される予定だと、Bisconti氏は付け加えた。
Sametimeが統合の対象とするMicrosoft Office製品は、「Office 2000」および「Office XP」と、これからリリースされる「Office 2007」であるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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