IBMは米国時間10月4日、今後5年間で1億ドルをかけて管理およびプログラミングが容易なメインフレーム製品を開発すると発表した。
長い年月を積み重ねてきたIBMのメインフレームは、「System z」シリーズの名称で、OSに「z/OS」を搭載しているが、「UNIX」や「Windows」「Linux」を搭載したコンピュータが台頭してくるにしたがって次第に主流から遠ざかっていた。今回の開発計画は、最新のユーザーインターフェースや視覚的なプログラミングツールなどの新機能で、この状況を変えようとするものだという。
IBMはこのところ、メインフレームでLinuxやJavaが使えるようにしたり、通常のコンピュータネットワークに接続できるようにするなど、メインフレームの地位を回復しようと一連の努力を続けている。この計画はこれに新たな一手を加えるものだ。IBMはさらに、特定のソフトウェアのパフォーマンスを大きく向上させるアクセラレータを開発中であり、また先ごろは、最小構成価格が10万ドルからという比較的低価格なモデルも投入した。
同社のメインフレーム用の新OS「z/OS V1R8」ではいくつかの点で使いやすさに改良が加わった。また、今後は次の4点に集中して開発を続けるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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