サイボウズは10月3日、社内ブログ市場へ本格参入すると発表した。同日から、社内ブログ構築システム「サイボウズブログ」のベータ版を、専用ウェブサイトで無償ダウンロード提供する。
サイボウズブログでは、サイボウズ子会社であるフィードパスの社内ブログ構築エンジン「blogengine」を採用。同エンジンを中核にサイボウズのグループウェアとの連携機能を高め、「サイボウズ Office 6」や「サイボウズ ガルーン 2」とID、パスワードの共通化を可能にした。また高度なITスキルを持たないユーザー向けに、より直感的な操作が行えるインターフェースを設計したとする。
これに加え、ブログの新着記事やアクセスランキングなどを表示するポータル機能を備える。社内で多数のブログを発信する際などに、ユーザーの購読管理が容易という。特定のユーザー間で情報共有を行うためのアクセス権設定機能や、管理者がユーザーの投稿した記事を公開前にチェックするワークフロー機能も提供する。
動作環境は、OSがWindows 2000 Server(SP4)、Windows Server 2003 Standerd Edition、Windows XP Professional。ウェブサーバはIIS 5.0/6.0。インストーラー形式で提供し、アプリケーションサーバ「Tomcat5」などミドルウェア群を同梱する。サーバマシンの推奨スペック(利用人数100人以下の場合)は、CPUがCeleron 1.0GHz 以上、メモリ容量が512Mバイト以上、ハードディスク容量が60Gバイト以上とする。
なお、サイボウズでは年内に製品版のリリースを予定している。価格は10ユーザーライセンスで7万9800円から。同社では製品版リリースまでに、ベータ版で3000件以上のダウンロードを見込む。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」