Microsoftが、Adobe SystemsのPDFフォーマットと自社のXPSフォーマットの両方の形式で、「Office 2007」のドキュメントを保存できるアドオンの無料ダウンロードを開始した。
このアドオンは、現在ベータテスト中で、2006年末までに一般提供される予定のOffice 2007の新バージョンと連係する。
Download Centerの説明によると、同アドオンを利用することで、ドキュメントの保管や電子メールの添付書類の送信をPDFおよびXPSフォーマットで行えるようになるという。
PDFおよびXPSは、意図された通りの一定のレイアウトで書類の閲覧や印刷を行うためのフォーマットである。
Microsoftは2005年10月に「Save as PDF」機能を発表したが、2006年6月には、Adobeが同社に対する反トラスト訴訟を起こす可能性が大きくなった。
これを受けたMicrosoftは、Office 2007に同機能を搭載する代わりに、アドオンを個別にダウンロードさせることを決め、それまでの方針を一部変更した。
Microsoftの幹部は、Save as PDF機能はOfficeユーザーが何より待ち望んでいたものの1つだと話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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