Microsoftはバルセロナで開催中の「3GSM World Congress(3GSM)」で現地時間2月14日、同社の企業向けインスタントメッセージ(IM)製品が近いうちに携帯端末でも利用できるようになると発表した。
新しいモバイルクライアントである「Microsoft Office Communicator Mobile」は、「Microsoft Office Live Communications Server 2005」上で動作する。Communicator Mobileは、同ソフトウェアのデスクトップバージョンに統合できるため、ユーザーは、外出先からでもIMを通して情報のやりとりが可能になる。
同製品は、安全なIMサービスだけでなく、統合されたVoIPサービスや「プレゼンス」機能も提供する。プレゼンス機能を使うと、特定の人物がオンライン、通話中、または在席しているかがわかる。
「Communicator Mobileは、一貫したコミュニケーションを提供するというMicrosoftのビジョンにとって欠かせない要素だ。このビジョンにおいては、人が中心に位置し、情報を扱う社員がいつでも、どこからでも、どの機器からでもリアルタイムで通信機能にアクセスできるようになる」とMicrosoftのUnified Communications GroupコーポレートバイスプレジデントGurdeep Pallは、3GSMの2日目に発表された声明のなかで述べた。
Live Communication Serverユーザーは60日以内にCommunicator Mobileをダウンロードして利用できる予定だ。
Microsoftは2005年、企業の社員が「Office Communicator Web Access」を通してウェブ経由で社内のIMにアクセスできるようになると発表した。この新しいツールによって、社員はWindows以外を稼働するデバイスでも会社のIM機能を利用できるようになる。また、制限を強化したマシンや、新しいクライアントソフトのインストールを許可しないマシンでも、メッセージを受信できるようになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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