「OpenOffice 2.0.1」がフラッシュディスクで利用できるようになった。だがアナリストは、同ソフトウェアの容量は144Mバイトであり、携帯性が高いと言うには大き過ぎると述べている。
オープンソースのオフィススイートPortable OpenOffice.orgの最新版は、USBメモリースティックでの利用が想定されている。同版には、Windows 2000のフルサポートや各種OpenOffice.orgアプリケーションのランチャー機能など、多数のアップデートが追加された。
Portable OpenOffice.org 2.0.1はOpenOffice.org 2.0.1で利用可能な全アプリケーションを含んでいる。さらにOpenOffice.orgの完全版では300Mバイトのディスクスペースが必要だったのに対し、容量は144Mバイトに抑えられている。
Portable OpenOffice.orgの開発者John Hallerによると、同アプリケーションは移動中にラップトップの代用としたり、PC上のアプリケーションのバックアップとして利用したりすることができるという。
しかし、調査会社OvumのリサーチディレクターGary Barnettは、多くのUSBメモリは最大容量が256Mバイトなので、同アプリケーションの144Mバイトは大き過ぎると指摘している。
「容量が大き過ぎるので、これが本当に携帯に優れているとは言えないと思う。すべての機能を提供する必要はないのだから、最大40Mバイト程度のOpenOfficeパッケージを開発することができるはずだ。文書を作成し、他者のドキュメントを読むための、基本的な編集機能および閲覧機能さえ搭載していればよい」(Barnett)
Barnettは、USBメモリは紛失する可能性もあるので、ウェブワードプロセッサ「Writely」のような、オンラインで利用できるOpenOffice.orgがあれば良いと話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力