NECとNECシステムテクノロジーは9月22日、デジタル著作権管理(DRM)規格「Open Mobile Alliance Digital Rights Management Version2.0(OMA DRM v2)」に準拠したサーバソフトおよび携帯電話向けクライアントソフトの販売を開始した。
OMA DRM v2は、モバイル通信に関する業界団体OMAが標準化した国際規格。両社によると、この規格に準拠することで「音楽配信市場で必要とされる安全なDRM環境を提供するとともに、新たなコンテンツ利用スタイルや課金方法を適用したサービスが実現できる」という。
両社の開発したDRMサーバソフトは、サービスプロバイダや携帯電話事業者など、さまざまな規模のシステムに対応する。DRMクライアントソフトは、Symbian OSとLinux OSの両環境で稼働するため、多くの端末に実装できる。
Rights Object Acquisition Protocol(ROAP)と呼ばれるOMA DRM v2に特有なプロトコルを使用しており、コンテンツ利用権の安全な配信が可能。ユーザー間でコンテンツを複製し、ライセンスキーを個々に購入するという「超流通」方式での配信のほか、ドメイン機能によるコンテンツ利用権の共有も可能となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス