Windows XP Service Pack 2(SP2)の配布を一時的に無効にするメカニズムの期限がまもなく終了すると、Microsoftが注意を呼びかけている。
Microsoftは2004年に企業顧客の要望に応え、自動更新機能によるSP2の配布を一時的に無効にするツールをリリースした。
同ツールの有効期限は2005年4月12日までとなっている。期限が間近に迫っていることを受け、Microsoftでは自社サイトを通して、ユーザーに注意を呼びかけている。
同社のサイトには「Windows XP SP2の配布を一時的に無効にするこのメカニズムは、配布が始まった2004年8月16日から2005年4月12日までの240日間(8カ月間)有効であることに注意してください。この期間が終了すると、Windows XP SP2は、Windows XPおよびWindows XP Service Pack 1のすべてのシステムに配布されます」と記されている。
Microsoftは同ツールを2004年8月にリリースした際、このツールを使えばSP2の配布を120日間無効にできるとした。しかし、企業がSP2のテストにより多くの時間を費やせるようにするため、Microsoftは9月に入り、この期間を240日間に延長した。
Microsoftは声明のなかで、このスケジュールに変更はないと述べている。
MicrosoftのプロダクトマネジャーJon Murchinsonは「SP2は、Windows XPユーザーのために用意された重要なセキュリティアップデートで、ユーザーには無償で配布される。既に世界中の1億8000万人以上の顧客がSP2のメリットを享受している」と語った。
今回の措置の影響を受けるのは、Windowsの自動更新機能を使ってMicrosoftのサーバに直接接続しているユーザー。一部の企業では、自動更新機能の設定を変更して、ユーザーのPCが社内のアップデートサーバに接続するようにしている。これらの企業では、今後も自社のスケジュールに合わせてアップデートを行うことが可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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