KNOPPIXなどのLinux関連事業を手がけるアルファシステムズは2月7日、複数のクライアントPCを操作することができるソフトウェア「MultiVNC 1.0」をリリースした。
MultiVNCは、情報処理推進機構(IPA)が公募・実施した2004年上期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業に選ばれている。このソフトを使うことで、ネットワーク上の複数のPCのデスクトップを表示・操作することができる。MultiVNCはGNU GPLに準拠して配布され、主に教育分野での利用が見込まれている。
複数台にわたるPCの操作には専用の設備が必要になることが多かったが、MultiVNCはソフトウェアだけでこの機能を実現している。一画面では16台まで、タブで切り替えることによって200台程度までのクライアントを管理できる。
アルファシステムズは以前から、CDブータブルLinuxのKNOPPIXを教育機関向けにカスタマイズするサービスを行っていたが、これにMultiVNCを合わせたサービスを新たに展開していく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」