2004年第4四半期のPCプロセッサ市場調査結果が発表された。それによると、一部の小規模メーカーを除き、ほとんどの企業が「勝ち組」になったという。
Mercury Researchが発表した調査結果によると、Intelの市場シェアは同四半期に、前四半期の82%から82.2%へとわずかに増加したという。一方、ライバルのAdvanced Micro Devices(AMD)の市場シェアは16%から16.6%へと増加した。
両社ともシェアが拡大したのは、より小さなメーカーであるVia TechnologiesとTransmetaのシェアが減ったからである。Via TechnologiesとTransmetaの2社の市場シェアは合計で2%未満だった。Transmetaは先ごろ、チップ製造事業を存続させるためには提携先を見つける必要があると発言している。
また、AMDがIntelから少しずつ市場シェアを奪取し続けていることも今回の調査で明らかになった。16.6%というのは、同社が過去2年間に獲得した各四半期ごとのシェアのなかで最高の数字であると、MercuryのDean McCarronはいう。昨年の第4四半期におけるIntel、AMDの市場シェアはそれぞれ83.7%、14.7%だった。
「AMDは確実に成長している」とMcCarronはいう。しかしAMDにとって、昨年の第4四半期は特に難しい時期だったため、前年比1.9%増という数字だけで成長率をはかるのは適切でないと、同氏は付け加えた。
第4四半期におけるAMDのシェア増加に貢献したのは、廉価版チップのSempronだ。Sempronの利益率は、より高価なチップであるAthlonよりも低い。AMDではまた、サーバー用チップの売上も増加した。一方、Intelの強みはサーバー用チップとノートPC用チップにある。
Mercuryの数値には、x86プロセッサの出荷数も含まれる。しかし、Apple ComputerのMacに搭載されたIBMのPowerプロセッサや、サーバー用のRISCプロセッサの数は含まれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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