日立ソフトとセンドメール、電子メール保存ソリューションを共同提供

ニューズフロント2004年11月15日 15時35分

 日立ソフトウェアエンジニアリングとセンドメールは11月15日、企業向け電子メールデータ保存/管理ソリューションの提供で協業すると発表した。同ソリューションは、センドメールの電子メールコピー製品Sendmail Message Copierと、日立ソフトの電子メール管理ソフトウェアMessage Finderを組み合わせて構築する。日立ソフトが、2004年12月に販売を開始する。両社は、セミナーの共同開催なども予定している。

 同ソリューションを使用すると、膨大な電子メールデータのなかから長期保管が必要なデータのみを抽出/保管できる。その結果、全体の投資コストを抑えた、コストパフォーマンスの高いシステムが実現するという。さらに、書き換え/消去禁止機能を持つ光ディスクシステムを組み合わせることで、電子メール保管に関するより厳格な法規制の順守(コンプライアンス)が可能となる。

 CopierとMessage Finderを組み合わせたシステムを使用して、すべて、またはある条件に合致した電子メールデータを保管すると、以下の対応がとれる。

  • 問題発生時に調査が行える
  • 電子メールで契約を行う場合、証拠物件を確保できる
  • 守秘義務契約の対象となる情報を業務委託先に開示する場合、渡した情報を明確化できる
  • クライアントPCの障害時に、ある一定期間のメールを再送するサービスを提供できる

 なお、同ソリューションの機能はゲートウェイで実現するため、既存のメールシステムを入れ替える必要がなく、そのまま使用できる。

 500ユーザー時の参考価格は94万円から。ハードウェア(サーバ2台、1TバイトのHDD)を含めた価格は500万円程度から。

日立ソフトウェアエンジニアリングのプレスリリース
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