Microsoftは12日(米国時間)、待望のWindows XPのアップデート版が、予定より1カ月遅れて8月に量産プロセスに入ることを明らかにした。
Windows XP Service Pack 2(SP2)には、複数の新機能が含まれており、改善内容の大半はセキュリティに関するものだ。新機能のなかには、たとえばパソコンの主要セキュリティ設定を表示するSecurity Centerなどがある。他にもファイアウォールなどの改良が予定されている。
MicrosoftがSP2のリリースを延期するのは、今回で2度目となる。同社は当初、SP2を6月にリリースする予定だったが、今年に入ってアップデートのリリースが7月になるとしていた。
Microsoftは新たな延期の理由を明らかにしていない。複数のWindowsファンサイトでは先月、SP2と他のソフトウェアに互換性の問題が見つかったと報じられていた。
Microsoft関係者からのコメントは得られなかった。
同社は6月に、SP2の2つ目のリリース候補(RC)と呼ばれるテストバージョンをリリースした。
Microsoftは、同社のオンラインソフトウェア配信ツール「Windows Update」サービスの新バージョンを使って、SP2の配布を行う計画だと述べている。
SP2の開発には、Microsoftの当初の予定を大幅に上回るリソースが費やされている。同社の幹部らは以前、SP2の開発のために、Longhorn開発からエンジニアを回さねばならなかったと語ったことがある。Longhornは2006年に予定されているWindowsの次期大型リリースだ。
これとは別に、Microsoftは同日、パートナー企業への新サービス「Windows Marketplace」を開始する計画があることを明らかにした。このサービスには、オンラインショッピングおよびダウンロードサイトが含まれ、パートナー企業がWindowsで動くソフトウェアやハードウェアを購入できるようになっている。MicrosoftはNews.comを運営するCNET Networksと提携し、年内にこのサービスを立ち上げる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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