標準化団体HyperTransport Consortium は来週、PCコンポーネント間の高速接続を実現する新しい仕様を発表する。
IBMやAdvanced Micro Devices(AMD)など大手ハイテク企業が支援する業界団体、HyperTransport Consortiumの関係者によると、同団体は9日(米国時間)にHyperTransport標準の新版、HyperTransport 2.0を発表するという。
新しいバージョンでは接続速度が初期版に比べ最大75%向上し、パソコンと周辺機器間、およびパソコン同士の高速接続を実現する新標準、PCI Expressもサポートする。
HyperTransport 2.0はチップ間のデータ転送速度を劇的に向上させる見込みだ。従来のHyperTransport標準の最大データ転送速度が毎秒およそ12.8ギガバイトだったのに対し、今回の新版を採用した32ビットプロセッサの場合は、毎秒20ギガバイトのデータ転送が可能になる。
これまでHyperTransport標準を支援してきた企業の中でも、最も影響力のあるAMDは、自社のOpteronと64ビットAthlonプロセッサでHyperTransport技術をサポートしている。HyperTransport Consortiumのその他の参加企業としては、Apple Computer、ストレージ大手のEMC、さらに半導体メーカーのTexas InstrumentsやNational Semiconductorなどが挙げられる。
一方、AMDのライバルであるIntelは、PCコンポーネント間接続のための現行標準であるPCIのアップデート版、3GIOを後押ししている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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