米オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)は1月21日、エンタープライズにおけるデスクトップLinuxの利用を加速させるための新しいイニシアチブ「デスクトップLinuxワーキンググループ」を発足したと発表した。
同イニシアチブは、米国、ヨーロッパ、日本および中国を含む世界中のOSDLメンバーの要求に応えて設立したもの。各種デスクトップ利用モデルを研究するフォーラムを形成し、Linuxの導入範囲を拡大促進するための改善に関して提言していくことが共通の目標。全体的な活動目的については、freedesktop.org、HP、IBM、Intel、Novell、OSDL、Red Hat、およびSun Microsystemsの代表による検討委員会で策定された。
活動内容としては、オープンソースコミュニティと協力して、さまざまなLinuxデスクトップモデルを把握し、次に仕様を定義して、導入リファレンスを提供する。
OSDLのTim Withamラボディレクターは、「Linuxは、キオスク、特定用途ワークステーション、テクニカルワークステーションおよびPOS端末などの多くのエンタープライズコンピューティング分野におけるデスクトップに進出してきた。現在、検討委員会の最大の関心は、デスクトップ分野でどう利用を加速していくかにある」と述べている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス