NECパーソナルプロダクツは、小型サーバー「NETBRAIN」に新モデル「CS58-203」を追加し、10月31日から受注開始した。価格は19万9000円(Web直販価格)。11月17日から出荷開始する予定。
新モデルは、「CS58シリーズ」の基本コンセンプトである「ファンレス」、「省電力」、「省スペース」を継承しながら、CPUには低消費電力を特徴とする米トランスメタの「Crusoe 5800」(1GHz)を搭載し、従来機に比べ処理性能を20%向上。また、BIOS、CMSの改良や、グラフィックスの内蔵VRAM容量を16MBに倍増するなど、基本性能の強化を図っている。
さらに、キオスク端末やFA向け制御端末などの組込み用途/特定用途のユーザーから要望の多かった、組込み用OS「Windows XP Embedded」に対応し、同社においてOSの組込みサポートから対応する。このほか、HDDに比べて故障の少ないシリコンディスク(3.5型IDEインターフェイスタイプ、HDDと排他実装)を利用可能にしたことで、HDDレス対応を実現した。
内蔵記憶装置は、大容量の120GB HDDおよびシリコンディスクに対応。メモリは512MB SO-DIMMに対応し、メモリ最大容量を従来の640MBから1152MBに拡大した。
同社では、今回の新モデル投入によって、ユーザー満足度の向上とともに、耐久性/メンテナンス性がとくに要求される組込み用途での信頼性をさらに向上させたい考え。今後、SOHOユーザー、個人ユーザーへの販売のほか、OEM向け供給やユーザーの要望に応じたカスタマイズにも対応することで、1年間に5000台の販売を目指す。
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