米Microsoftは、Officeソフトウェア製品のオンラインリソースサイトを一新し、ヘルプリソースやソフトウェアアドオンなどのコンテンツを1箇所にまとめた。
米国時間8日に公開されたした新Office Onlineサイトは、多岐に渡って改訂された同社の生産性向上スイート、新Office Systemと密接に結びついている。Office 2003は来月発売予定だ。
新Officeにおける変更点の多くは、拡張マークアップ言語(XML)を用いてOfficeを企業データベースやWebサービスと統合することに重点をおいている。Office Onlineサイトは、こうしたOfficeでのWebサービス推進を反映し、Office 2003アプリケーションから直接見られるヘルプリソースを提供している。つまり、ユーザーはヘルプリソースを見るためにウェブブラウザを立ち上げる必要がない。
「新Officeでは、Officeのシステムプログラムのタスク枠から、最新のコンテンツに直接アクセスできるようになった。だから必要な情報を得るために、文書やスプレッドシートやPowerPointの画面から離れる必要がなくなる」とOffice Onlineのグループマネージャー、Chris Linnettは声明のなかで述べている。
Office Onlineサイトでは、Office文書用のテンプレートやクリップアート、プログラムのアップデート、マルチメディアトレーニングプログラムなどがダウンロードできる。また同サイトでは、Office関連ソフトウェア・サービスを販売しているサードパーティのリンクを集めた、Office Marketplaceも提供している(Office SystemアプリケーションのXMLベース機能は、Microsoftがパートナー企業、特にWebサービス専門企業と新たな関係を作り上げるための足掛かりとなっている)。
Office 2003の小売店での発売日は10月21日だが、パソコンメーカーは今月末までにOffice 2003をプレインストールしたモデルの発売を開始するはずだ。Microsoftは、過去数回のOfficeアップグレードをやり過ごした企業にアピールするため、XMLツールや新デジタル著作権管理機能など、企業関連の追加機能に力を入れている。
Officeを製作しているMicrosoftのKnowledge Worker事業ユニットは、同社で最も利益を上げている部門の1つ。アナリストの推定では、同ユニットはMicrosoftの2004会計年度の製品収入の約3分の1を売り上げると見られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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