野村総合研究所(NRI)は4月28日、2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)の連結決算を発表した。
売上高は下期の開発売上が低迷したことにより前年同期比1.6%減の2365億6900万円となった。営業利益はコスト削減努力も及ばず、同10.5%減の303億6400万円。純利益は同30.9%減の223億6300万円となったが、これは2002年3月期に81億4700万円の厚生年金基金引当戻入れがあったことによる反動減で、予想比では1.3%のマイナスとなる。1株当たりの純利益は、同33.2%減の504円96銭だった。
業種別の売上高では、金融サービス業向け事業が前年同期比5.3%増の1190億2100万円、流通業向けが同6.3%増の392億2200万円と増加した。これに対し、官公庁については、郵政事業庁向けの大型プロジェクトが一巡したことから、同43.7%減の331億3300万円と大幅に減少した。
同社は2004年3月期の通期業績予想も明らかにした。連結ベースの売上高は前年比5.3%成長の2450億円、経常利益は同2.4%増の283億円、最終利益は同3.5%増の160億円を見込んでいる。
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