Barcelonaは、性能を向上させるために、いくつかの新機能を採用していると、Allen氏は説明する。以下にその例を挙げる。
しかし、すべてが向上したわけではない。特に、Barcelonaのクロック周波数はAMD製のデュアルコアプロセッサよりも低くなる。クアッドコアプロセッサでは回路構成数が増加するので、こうしたことはよくある。プロセッサの動作速度を落とさない限り、回路構成数が多いほど、電力消費量と廃熱が多くなるからだ。
AMDでは製造プロセスを90ナノメートルから65ナノメートルに移行しており、これにより、チップの面積は同じでも、より多くの回路を組み込むことが可能になる。Allen氏によると、面積あたりの回路数が増えても、Barcelonaではプロセッサ自体の動作速度はデュアルコアより遅くなるという。ただし、たとえ個々のジョブが完了するのに今までより時間がかかるとしても、同時により多くのジョブをこなせるので、プロセッサの速度をある程度犠牲にしてもクアッドコアを採用する価値はあると、同氏は主張する。
「デュアルコアからクアッドコアへ移行した場合、その性能の向上は、周波数のわずかな低下に勝る」と、Allen氏は言う。同氏はBarcelonaのクロック周波数について明言を避けた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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