Googleの「Chrome Web Store」が米国時間12月7日にオープンした。Googleからウェブデベロッパーたちへの豪華なプレゼントだ。Appleの「iOS」向け「App Store」やGoogleの「Android Market」のように、デベロッパーがアプリ公開し、ユーザーや購入者がアプリを探しに来るマーケットプレイスだ。デベロッパーに代わって代金回収も行われる。
多くの「iPhone」アプリや「Android」アプリと異なり、デベロッパーは新しいアプリをChrome Web Storeに出すために、新たにプログラミングする必要はない。特に、ごく初期の段階にある同ストアでは、「アプリ」の多くが実際は単なるウェブサイトでしかない。URLを入力してアクセスできるサイトと同じくらい自由度が高く、多くの場合同じくらい新鮮味に乏しいものだ。
しかしChrome Web Storeは、デベロッパーが自分の最高のウェブ作品を整理されたマーケットに公開する新しい手段となる。また、2011年に発売されるウェブ中心の「Google Chrome OS」搭載ネットブック向けに、HTML5で記述したアプリを構築するよう促すものでもある。Chrome Web Storeで購入したアプリは、ユーザーのアカウント内に保存され、将来Google Chrome OS搭載ネットブックを購入したときにも使用できる。
Chrome Web Store内の大半のアプリは単なるウェブリンクでしかないが、中にはショッピングアプリ「Gilt」やスポーツ写真ビューア「ESPN」など、使用感や動作が、「iPad」のようなデバイスに実際にインストールされているアプリに近いものもある。Google Chromeを全画面表示モードで実行するよう設定すれば、違いに気付かないだろう。
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