LINEの情報を漏らさないための設定と利用術--見直しておきたいセキュリティ - (page 2)

LINEアプリにパスコードを設定して二重のロックに

 LINEには、アプリにパスコードロックをかける機能がある。これを設定すると、LINEをタップしても、パスコードロック画面が表示されて、パスコードを入力するまでLINEの中身は表示されない。もしスマートフォンのロックを破られることがあっても、LINEのロックを外されなければ内容は守られる。なお、パスコードロックをかけても通知は表示されるので、前述の手順で通知の内容は非表示にしておこう。

パスコードロックをかけるには、「設定」>「プライバシー管理」で「パスコードロック」をオンにし、パスコードを設定する。iPhone 5s以降であれば、「Touch ID」で解除することもできる。心配であれば、「Touch ID使用」をオフにする
パスコードロックをかけるには、「設定」>「プライバシー管理」で「パスコードロック」をオンにし、パスコードを設定する。iPhone 5s以降であれば、「Touch ID」で解除することもできる。心配であれば、「Touch ID使用」をオフにする
パスコードロックを設定すると、LINEを起動するたびにパスコードの入力を求められるようになる
パスコードロックを設定すると、LINEを起動するたびにパスコードの入力を求められるようになる

同時ログインできるPCやiPadのアクセスを禁止する

 LINEのアカウントは、1つのスマートフォンにしか使えない。もし、他のスマートフォンでLINEにログインすると、以前のスマートフォンではログインできなくなる。しかし、Windows、Mac、iPadに関しては、メールアドレスでログインすることで、スマートフォンと同じアカウントを併用できる。

 これはとても便利な機能なのだが、誰かがPC版LINEで自分のLINEにログインし、内容を読んでしまう可能性もなくはない。そこで、自衛策としては、3つある。まずは、LINEに登録するメールアドレスは、LINE専用のものにし、誰にも教えないことだ。誰も知らないメールアドレスなら、他人がログインを試みることはないだろう。そして、PC版LINEとiPad版LINEを使った後は、必ずログアウトしよう。「自動ログイン」もチェックを外し、利用しない方がよい。これで席を離れた瞬間にLINEが来ても、覗かれることがなくなる。

 さらに、利用しない間は他の機器からのログインを禁止しておくと安心だ。もちろん、PCやiPadで利用する機会がない人も禁止しておいた方がよい。もし他人に見られている気がするときは、禁止にする前に「ログイン中の端末」をタップすると、ログイン中の機器を参照できる。もし心当たりがない機器にログインされていたら、アプリからログアウトさせられる。

他の機器からログアウトするには、PC版LINEは「設定」ボタンから「ログアウト」をクリックする。iPad版LINEは「設定」>「プロフィール」で「ログアウト」をタップする
他の機器からログアウトするには、PC版LINEは「設定」ボタンから「ログアウト」をクリックする。iPad版LINEは「設定」>「プロフィール」で「ログアウト」をタップする
他の機器からログインを禁止するには、「設定」>「アカウント」で「ログイン許可」をオフにする
他の機器からログインを禁止するには、「設定」>「アカウント」で「ログイン許可」をオフにする

ハッキングを防ぎたいなら通信の暗号化も可能

 LINEで重要なテキストメッセージを送受信する可能性があるなら、通信を暗号化する「Letter Sealing」機能を設定しておくとよい。メッセージを暗号化して送受信するため、通信の途中でハッキングされることを防げる。「Letter Sealing」は、機能をオンにしているアカウント同士での1対1のトークであれば、テキストメッセージと位置情報のやりとりを守れる。

トークを暗号化するには、「設定」>「トーク・通話」で「Letter Sealing」をオンにする。
トークを暗号化するには、「設定」>「トーク・通話」で「Letter Sealing」をオンにする。

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