KDDIは3月23日、第3世代携帯電話CDMA 1X WINのパケット通信料定額サービス「ダブル定額」に関して、月額1050円から始まる料金プラン「ダブル定額ライト」を追加すると発表した。5月1日より提供する。
ダブル定額ライトは1カ月間の利用量が1万2500パケットまでの場合月額1050円になるというもの。利用量が5万2500パケット以上の場合は月額4410円の定額で使い放題となる。これまでのダブル定額は、1カ月間の利用量が4万パケットまでならパケット料金を月額2100円とし、8万4000パケット以上であれば4410円で定額となっていた。
パケット定額制はKDDIがauで2003年11月に初めて導入したが、最近ではNTTドコモやボーダフォンも提供している。KDDIは低料金で始められる定額制プランを提供することで、新規加入者を獲得したい考えだ。
また、定額制のユーザーが増えることでコンテンツ利用が進むとにらんでいる。同社のデータによると、ダブル定額を導入した2004年8月以降はCDMA 1XからWINに移行するユーザーが増え、データ利用額やコンテンツ情報料による収入も上がっているという。
例えば2004年12月にCDMA 1XからWINに移行したユーザーの平均月間情報料を見ると、CDMA 1Xでは月額800円程度だったものが、WIN移行後は同1400円程度に伸びている。定額制によってパケット料金の上限額ができたことでユーザーが安心してコンテンツを利用するようになると同社では分析している。
KDDIは同日、auの携帯電話とWINデータカードの両方を契約しているユーザーを対象に、WINデータカードの基本使用料を最大4000円割引する「WINシングルセット割」を5月より導入すると発表した。さらにPCサイトが携帯電話から見られるサービス「PCサイトビューアー」についても利用料金の改定を発表している(関連記事)
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