ウィルコムは1月27日、通信速度が最大32kbpsの「つなぎ放題[1x]」「リアルインターネットプラス[1x]」を、同じ利用料金のまま倍の64kbpsに高速化することを明らかにした。これに伴い、サービス名をそれぞれ「つなぎ放題」「リアルインターネットプラス」に変更する。
このサービスの導入背景について、土橋氏は「現在、4x(通信速度が最大128kbpsとなる技術)対応の端末を持っているユーザーであっても、3分の1は(低速で料金の安い)1xプランを利用している。その人たちにアンケートをとったところ、『同じ料金のまま通信速度を向上して欲しい』という要望が非常に多かった」と説明。高速化によって、ユーザーの満足度を高め、顧客の流出を防ぐ狙いがあるようだ。
このサービスは、4x対応の端末であれば現行機種でも利用可能だ。ただし、データ通信カードを利用している場合はアクセスポイントの番号を変更する必要がある。申し込み手続きは不要で、費用もかからない。
サービス開始時期はプロバイダによって異なる。ウィルコムのインターネット接続サービス「PRIN」を利用している場合、もしくは音声端末を利用している場合は2月1日からとなる。そのほかのプロバイダについては、4月1日以降となる見込みだ。
なお、ウィルコムは同日、通信速度を最大408kbpsに向上させる新規格「W-OAM」の採用や(関連記事)、OSにWindows Mobile 5.0日本語版を採用したシャープ製のPHS端末「W-ZERO3」に新色を追加することも明らかにしている(関連記事)。
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