三洋電機は12月26日、米SOMA Networksと次世代無線ブロードバンドシステム「SoftAir」を共同開発し、無線ブロードバンド事業に進出すると発表した。
今回開発されたSoftAirは、実効速度最大12Mbpsでデータ通信が可能な加入者系無線アクセス通信システムだ。音声専用チャネルによる高品質なVoIPサービスに加え、「動的選択ダイバーシティ方式」により加入者が簡単にセルフインストールできる加入者装置が採用されている。また、基地局1台あたり半径5km以上のエリアを見通し外の伝播環境でカバー、少ない基地局でサービスが開始できるという特徴がある。なお、将来的には37.5Mbpsまで高速化が可能になるという。
このシステムは、既にケイマン諸島のブロードバンド通信会社であるcaymanoneへの納入が決定。更に北米や東欧、東南アジアなどでもフィールドテストや商談を進めており、2010年度で売上高300億円を目標としているという。
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