KDDIは7月29日、パワードコムを東京電力から買収するという一部報道に対してコメントを発表した。
「KDDIは東京電力と日頃から情報通信事業に関して意見交換を行っているが、具体的に決定していることはない」(KDDI)という。
なお、パワードコムは今回の件について、「KDDIとパワードコムは直接話し合いを行っておらずコメントは差し控える」としている。
パワードコムは東京電力が83.81%の株式を保有している通信事業者。かつて、IIJとの事業統合を模索したが合意には至らなかった(関連記事)。その後、個人向けISP事業をドリーム・トレイン・インターネットに、電話事業をフュージョン・コミュニケーションズに統合して(関連記事)、現在は法人向けの通信サービスに事業を特化させている。
パワードコムの2005年3月期の売上高は前期比14.5%増の1805億円、営業損益は同82億円改善して6億円の黒字、純損益は同696億円悪化し838億円となっている。
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