インターネットイニシアティブ(IIJ)とパワードコムは3月28日、両社間で行っていた事業統合の協議を打ち切ると発表した。
両社は2002年7月に協議を開始したが、当初2002年12月末に設定していた具体策の策定期限までに意見をまとめられなかったため、2003年3月末に期限を延期していた。しかし結局3月末までに合意が得られないことから、協議を一旦打ち切るという。
今後両社は、営業面、技術面で協力できる点について模索していくとしている。
なお、事業統合の目標について両社は当初、「電力会社系パワードコムのバックボーンやネットワークの強みとIIJが持つ技術力を合わせ、通信業界におけるイニシアティブの確立を目指す」と説明していた(関連記事)。しかしIIJには、トヨタ自動車やソニーなどと共同設立した通信事業者クロスウェイブコミュニケーションズというグループ企業があることなどから、「パワードコムとの事業統合は困難」との指摘がなされていた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス