インターネット電話プロバイダのSkypeは、ビジネスに対してますます実際的なアプローチを採用するようになってきているが、その同社が今度はアフィリエイトプログラムを活用し、ボイスメールサービスや他のプレミアムサービスの販売に乗り出した。
Skype共同創業者のNikklas Zennstromは米国時間23日、すでに約1800の組織がこのプログラムへの参加に合意したと語った。これらの組織は販売額の2〜10%を受け取ることになる。
Skypeにとっては、自社の有料ビジネスを強化することが重要になっている。同社は先ごろカスタマサービスについて顧客から批判を浴びていた。
「われわれはもっと多くの売上を達成できると考えている。どの程度になるかを数字で言うのは難しいが、売上の拡大が成長につながると確信している」(Zennstrom)
Skypeの収入源は一連のプレミアムサービスで、このなかには年間19ドルの音声メールサービス「SkypeOut」も含まれている。同サービスのユーザーはインターネットから加入者電話へ格安料金で通話できる。また、Skypeユーザーが従来の加入電話利用者からの電話を受けられる「SkypeIn」もあり、これには無料のボイスメールも付いている。
Skypeは、主力製品のピアツーピアソフトウェアを無料で配布している。このソフトウェアをつかうことで、ユーザーはインターネットに接続されたPCや携帯端末、携帯電話間で無料で通話ができる。Skypeは20カ月前に発表されて以来、インターネット史上もっとも急速に成長したサービスとなり、多くの人はこれが従来の電話サービスを覆すことになると考えている。
これまでにSkypeOutの契約者数は、約140万人に達している。SkypeInと音声メール加入者の数については公表されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」