MotorolaのCEO、Ed Zanderは、堅調な四半期決算を報告するとともに、これまで何度か発表が延期されていたiTunes搭載携帯電話は間もなく登場すると宣言した。
Zanderは米国時間20日、電話会議を通じて第1四半期決算を発表した。そのなかでZanderは「第1四半期も非常に好調に推移した」と述べ、今後は成長をさらに促進するための新技術に目を向けていくとした。
Zanderは「利益増大のチャンスは、まだまだある。今後の成長を促すうえで、大きな役割を担っているのが(研究開発への)投資だ。投資の成果として、新しいプロダクトデザインを発表するほか、3G、そして将来的には4G技術をベースにした新製品で顧客に新しいユーザーエクスペリエンスを提供していく」と述べる。まだ同氏は、LinuxとJavaに基づいたソフトウェアプラットフォームの継続利用や、ブランド開発も同社の成長に寄与すると述べた。
Push-To-Talkサービスのビデオ版である「Push-To-View」サービスも間もなく登場すると同氏は付け加えた。
Motorolaは第1四半期に全世界で2870万台の端末を出荷した。これは前年同期比13%増に相当する数値だ。同社の市場シェアは17%強にまで拡大した。
Zanderはまた、iTunesを搭載した携帯電話も「数カ月以内に登場する」と述べた。
MotorolaとAppleの両社は2004年7月に、iTunesをMotorolaの携帯電話に搭載すると発表した。両社はその後、何度かiTunes搭載携帯電話の発表を延期しており、具体的な発売日については言及を避けてきた。
Motorolaの関係者は、この携帯電話を今年前半に発売する予定であることを認めた。
携帯電話の発表が繰り返し延期されたことから、米国では、通信事業者が同携帯電話機の受け入れに消極的になっているのではないかという憶測が流れている。iTunes搭載携帯電話が普及すると、多くのユーザーが電話回線ではなく、コンピュータを利用して楽曲を購入するようになるからだ。
しかし、Motorolaの先の関係者は、この憶測を否定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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