Nokiaは現地時間2日、手書き文字認識機能を備えたスマートフォン「Nokia 7710」を発表した。
同社によるとNokia 7710は、タッチ画面やデジタルカメラ、インターネットブラウザ、ラジオを搭載し、ペン入力やビデオ再生、ストリーミング、録画などの機能を備えるという。
同スマートフォンは、タイ・バンコクの発表会で、Nokiaのほかの新製品とともに披露された。アジア・中国地域では、今年中に出荷される見込みだ。また、欧州・アフリカ地域では2005年第1四半期に販売を開始する。価格は発表されていない。
Nokia 7710 |
Nokiaはこのところ市場シェアを失いつつあり、第3四半期決算では減益を発表している。同社は新製品で、製品ラインの拡充および市場シェア奪還を目指す。
Nokiaのマルチメディア担当ゼネラルマネージャーAnssi Vanjokiは、「スマートフォンはもはや、業界の中心となった」と声明の中で述べる。「モビリティは力強い原動力だ。スマートフォンは、世間の主流製品になっただけではない。業界の枠を超えた技術を結集して、さらなる革新を起こしている」(Vanjoki)
Nokia 7710にはこのほか、電子メール機能やVPN(仮想プライベートネットワーク)ソフトウェア、最大128Mバイトのメモリ、自分のBLogに接続できるアプリションも搭載されている。オペレーティングシステムはSymbian OSが採用された。
Nokiaによると同スマートフォンには、ラジオで流れている楽曲の情報を見たり、コンテストに参加したりすることができるVisual Radio機能や、eBook.comからダウンロードした書籍を読むことができるeBookソフトウェアが搭載されているという。
Nokiaが同じくこの日に発表した「Nokia 3230」は、カメラセンサーやビデオ録画/編集ソフトウェアを備え、Bluetoothによる無線通信をサポートする。「Nokia 6020」は、VGAカメラを内蔵し、XHTMLをサポートする。
同社によると、Nokia 3230は2005年第1四半期に欧州やアジア地域向けに出荷される予定だという。価格は350ユーロ(444ドル)。Nokia 6020も2005年第1四半期に出荷される予定で、価格は253ドルという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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