NTTドコモグループは18日、NTT東日本・西日本の交換機の不具合により、ドコモグループ9社の携帯電話・PHSでも誤接続が発生した可能性があると発表した。
これは、先月21日にNTT東西が発表した交換機の不具合が、ドコモグループの通話においても影響を与えていた可能性があるとわかったもの。先月の発表では、NTT東西の提供する電話およびISDNサービスにおいて誤接続が発生する可能性があると発表されていた。
ドコモグループの通話で誤接続が発生した可能性があるのは、NTT東西の交換機を経由するかたちで通信が行われた場合。NTT東西においては、対策用プログラムを作成し、7月下旬から8月上旬にかけて全交換機に適用した結果、現在のところはこのような不具合は新たに確認されていないという。また、ドコモグループ内の携帯電話同士の通話において現在のところ誤接続は確認されていないというが、同グループのPHS網はすべての通話においてNTT東西の交換機を経由しているという。
NTT東西では、「2003年11月から大阪エリアの顧客より(誤接続の)申告があったが、それ以前にも発生していた可能性がある」としており、ドコモグループも同様の期間に誤接続が発生していた可能性があるとしている。
ドコモグループでは、この件に関する問い合わせの専用電話番号(フリーダイヤル0120-090-627)を設置した。この不具合が原因で通話料金が発生している場合は、料金返還について個別に対応するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス