Nokiaは米国時間14日、SD(Secure Digital)カードの標準技術仕様策定に取り組んでいる業界団体SD Card Association(SDA)に加盟したことを発表した。
これは、Nokiaが自社製品にマルチメディアカードだけでなく、SDカードも使用していく意向であることを示す動きである。
SDカードとは、携帯電話やデジタルカメラ、ビデオカメラ、PDA、プリンタ、デスクトップPC、テレビなどで利用可能なリムーバブルストレージのことで、サイズは郵便切手ほど。
Nokiaによると、現在マルチメディアカードに対応している同社の携帯電話端末は、今後SDカードもサポートするようになるという。Nokia製端末のユーザーは、市場に出ているほかのSD対応デバイスとの間でデジタルコンテンツを交換できるようになる。
SDAは、松下電器産業、SanDisk、東芝が2000年に設立した標準化団体で、現在700社以上の企業が参加している。同団体は先ごろ、携帯電話タスクフォースを結成した。
「モバイル端末は、現在進行しているデジタルコンバージェンスの牽引役だ。モバイル端末により多くのデジタルコンテンツを保存できるようにしたいという思いから、ストレージの大容量化に対する要求は高まる一方だ。将来のSDカードの規格には、モバイル端末業界のニーズが確実に盛り込まれるようにしたい」と、Nokiaテクノロジーマーケティング・バイスプレジデントのTimo Poikolainenは声明のなかで述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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