スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー!)の子会社であるオプティキャストは、有線ブロードネットワークスの子会社であるユーズコミュニケーションズ(UCOM)の光ファイバー網を利用してオプキャスサービスを9月1日より開始することを発表した。
オプキャスとは、光ファイバー網を利用した「スカイパーフェクTV!」の有料多チャンネルサービスで、立地条件や施設の制限などによりアンテナを設置できないマンションなどを対象とした番組配信サービスの名称だ。2004年2月からNTT東日本の回線を利用して提供されてきたが、総務省に対する電気通信役務利用放送法に基づいた変更登録が完了し、UCOMでのサービス提供が可能となった。
サービス体系は、地上アナログ放送/BSアナログ放送/BSデジタル放送/地上デジタル放送/倶楽部スカパー!TVの同時再送信チャンネルと、スカイパーフェクTV!の2種類に分かれている。このうち全戸利用である同時再送信チャンネルは、配信設備利用料が1世帯あたり月額410円、映像回線料金が棟などの回線単位で月額1万8900円となっている。これは、マンション管理費から全戸分を一括徴収する形だ。
もう一方のスカイパーフェクTV!に関しては任意加入で、チューナーレンタル料が1契約あたり月額315円、基本料が410円となっており、これに視聴料がそれぞれ加算される形になる。こちらは、加入時に加入料の2940円も必要となる。
UCOMは今後、サービス提供と加入者獲得に向けた販促活動を積極的に行い、当初は東京23区と三鷹市・吉祥寺市等をカバーする予定であるエリアも今後順次拡大する見込みとしている。
オプティキャストは、大手管理会社との提携により新築および既存マンションへの導入に向けた交渉を行っており、今年度中に約150棟、1万5000戸の物件においてサービス提供が可能になる予定だ。また、大阪エリアでのサービス提供予定もある。
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