Qualcommは、BREW対応携帯電話向けのダウンロード可能なアプリケーションを発表する予定。また携帯電話メーカーの京セラワイヤレスとの連携強化も合わせて発表する。
サンディエゴで7日から開催される第4回BREW開発者カンファレンスには、およそ1500人の携帯電話関連企業幹部が出席すると見られている。
BREW(binary runtime environment for wireless)は一般に、ダウンロード可能な着信音、ゲーム、ビデオメールプログラムを提供する際に使用される。各携帯電話サービスプロバイダのビジネスプランにおけるこれらの機能の重要性は、一層高まっている。競争の激化によって、携帯電話会社の収益の柱である通話料金が大幅に値下がりしていることが、その最大の理由だ。
現在、京セラを含む携帯電話機メーカー数社がBREW対応の新機種の発売を予定している。京セラの広報担当によると、今後同社は、米国のサービスプロバイダが複数年契約の顧客に無料で提供しているのと同じ同社製携帯電話機の低価格機種に、BREW対応ゲームをプリインストールしていくという。
各サービスプロバイダは、BREW以外にもいくつかのソフトが選択可能だ。BREWの競合ソフトの中で最も人気が高いのはJava 2 Micro Editionだ、と同ソフトを開発したSun Microsystemsは語るが、Qualcommのマーケティング/製品管理担当バイスプレジデント、Gina Lombardiは、Sunのこうした姿勢を批判している。
「これは正当な比較ではない。Javaは1つのプログラミング言語にすぎないが、BREWを採用すれば、全ての言語で書かれたアプリに対応可能だ」(Lombardi)
BREWを使用する27の電話会社の中で最大手のVerizon Wirelessは、同カンファレンスで同社の520番目のダウンロード可能なアプリケーションを発表する。また同時に、BREW対応のダウンロード可能なアプリの数についても最新情報を発表する予定で、同社広報によると、大変希望が持てる数字になるという。
同カンファレンスには、このほか日本のKDDIや韓国のKTFなどの企業が参加する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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