米オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)は2月3日、日本電信電話株式会社(NTT)の同団体への参加を発表した。ODSLは、エンタープライズコンピューティングにおいてLinuxの採用加速に取り組む業界団体。
NTTは、OSDLのデータセンターLinux(DCL)ワーキンググループと、キャリアグレードLinux(CGL)ワーキンググループの2つに参加する予定。NTTの研究開発部門であるNTT研究所は、オープンソースを積極的に活用し、企業の基幹となるシステムへの適用に向けて、LinuxなどのOSやデータベース・マネジメントシステム(DBMS)などのミドルウェアの高信頼化、高機能化に注力していくとしている。
NTT取締役第三部門長の井上友二氏は、「NTT研究所では、取り組みの第一歩として、Linuxの信頼性および拡張性向上に向けた技術仕様の策定を行っているOSDLに加盟し、Linuxを通信事業者のITシステムに適用するために必要となる仕様策定に、NTTグループ各社と連携をして貢献していく」 とコメントしている。
また、OSDLのCEO、Stuart Cohen氏は、「エンタープライズ・データセンターでのLinux利用は急速に増加している。NTTのようなグローバル企業がOSDLのメンバーとなりワーキンググループに参加することにより、日本および世界におけるLinuxの導入を加速させるために、この上ない素晴らしいリソースと技術的な専門性をもたらすことができる」とコメントしている。
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