インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同提供する、NTT-Xと三菱総合研究所は2月6日、自動車内におけるIT機器の利用実態に関する調査結果を発表した。それによると、約6割が、自動車の中でインターネットや電子メールを利用した経験があることがわかった。そのうち約5割は携帯電話の電子メール機能を、約3割は携帯電話のインターネット機能を利用しているという。
また今後のテレマティクス(自動車のIT化やネットワーク接続を実現するサービス)の利用意向については、約7割から利用してみたいという肯定的な意見が聞かれた。しかし具体的に導入時期までを検討している割合は1割にも満たなかった。自家用車を選択する際、どんなテレマティクス機能を重視するかと聞いたところ、「故障時・事故時の警告・緊急通報」「盗難時の携帯電話への自動通報」といった自動車そのものに関する機能が約7割を占めた。
調査は1月20〜1月24日の期間に、自家用車を保有しているインターネットユーザーを対象に行った。1万2529人の有効回答があった。
このうち、本田技研工業、トヨタ自動車、日産自動車のテレマティクスサービスの利用者は39人。その導入理由を聞いたところ、「購入したクルマについていた」という理由が約5割、「なんとなく便利そう」という理由が約4割と、テレマティクスの積極利用が導入の目的ではないことがわかった。
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