KDDIと沖縄セルラーは1月29日、米QUALCOMMが開発したCDMA携帯電話機向けアプリケーションプラットフォーム「BREW(Binary Runtime Environment for Wireless)」を今後発売するauの第3世代携帯電話機に順次導入すると発表した。その第1弾として、BREW搭載機「A5304T」(東芝製)を今年2月下旬にも発売する予定。
さらに、携帯電話機を企業顧客のニーズに合わせてカスタマイズするソリューションも提供する。そのため日本IBMと共同で企業向けソリューション「BREW Business Profile」を開発する。日本IBMとは付加価値の高いミドルウェアなどのインフラの開発も協力して行うという計画を立てている。
またKDDIは同日、QUALCOMM、KTF(本社:韓国)、中国聯合通信(本社:中国)とともにBREW Operator Working Group(仮称)を発足させると発表した。「携帯電話が普及している日本・韓国・中国で、BREWベースの共通プラットフォームを構築し、BREWを採用するキャリアを増やしていく」(KDDI)
具体的には、(1)各国の優れたアプリケーションやコンテンツプロバイダの相互紹介、(2)各キャリアのビジネスモデルやサービスに関する情報交換、(3)事業者ごとのBREW仕様の確認と今後のBREWへの要望のフィードバック、などで協力体制を敷く。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力