MasterCardは米国時間12月6日、WikiLeaksへの支払いサービスを停止したことを米CNETに対して明らかにした。MasterCard Worldwideの広報担当者は「WikiLeaksがMasterCardブランドの製品を利用できないようにする措置を講じた」と述べている。この数日、WikiLeaksの編集者Julian Assange氏が使用する銀行口座をスイス当局が凍結したほか、PayPalがWikiLeaksのアカウントを削除するなど、同サイトの資金源が限られてきている。
MasterCardがサービスを停止したことで、コンピュータを利用してWikiLeaksに寄付をする簡単な手段は、アイスランドのDataCell.comがホストしているウェブページでVISAクレジットカードを使用するものだけになったようだ。米CNETは6日、VISAの関係者にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
MasterCardの広報担当であるChris Monteiro氏は、この措置を取った理由としてWikiLeaksが違法行為に関与していることを挙げ、「MasterCardの規約は、顧客が直接か間接かを問わず違法行為に加担する、もしくは違法行為を促進することを禁じている」と述べた。
BBCは、Assange氏に6日、英国で逮捕令状が出されたと報じている。また、同氏が7日に英国の裁判所に出廷するとの報道もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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