2010年のサイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)は、消費者のあいだで大好評だったようだ。
IBM傘下のCoremetricsによると、米国時間11月29日のオンライン売上高は、2009年のサイバーマンデーと比べて19.4%増となったという。消費者がオンラインショッピングにかけた平均金額は194.89ドル、2009年の同金額180.03ドルに比べ8.3%伸びた。Coremetricsはまた、高額商品の売上高が2009年のサイバーマンデーに比べて24.3%増加したとしている。
さらに、Coremetricsによると、サイバーマンデーの総売上高は、ブラックフライデーのオンライン売上高に比べ、31.1%高かったという。しかし、同社は、オンライン販売業者がサイバーマンデーで生み出した厳密な売上高については言及を避けた。
とはいえ、29日に発表された市場調査会社comScoreのリポートでは、2010年のブラックフライデーにおけるオンライン売上高が6億4800万ドルで、2009年のブラックフライデーにおける同売上高5億9500万ドルを上回ったとされている。
これらの売上高の数字とCoremetricsの推定が正確だとすれば、サイバーマンデーにおけるオンライン売上高の総額はおよそ8億5000万ドルであったと推測できるだろう。しかしながら、この数字はいかなる調査会社からも確認を得られているものではない。
Coremetricsによれば、サイバーマンデーは、「今までのところ1年で買い物する最大の日」だったという。また、同社の最高戦略責任者であるJohn Squire氏は、2010年は「例年よりも(消費者の)財布の紐がゆるんでいるようだ」と語った。
米国民の節約志向がかつてないほどに全米に広がっていると考えられているだけに、サイバーマンデーの売上増加は注目に値する。Coremetricsによれば、消費者は2007年には可処分所得の2%しか貯蓄しなかったが、2010年には所得のおよそ6%を貯蓄にあてているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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