Googleがすべての社員を対象とした昇給を外部に漏らしたかどで従業員を解雇したとされる件について、米CNET Newsに寄稿するChris Matyszczyk氏がGoogle社員から本音を聞き出して以下のように記している。
ある人物によると、Google従業員の考えはこうだという。「情報を漏らした人物が解雇されたのは、彼または彼女の分別に欠ける身勝手な行動によって2万人の同僚が危険にさらされたからである。従業員は当日の夜、現金で支給された年末のボーナスを暗い中持ち帰っており、その間に現金を強奪される恐れがあった。すべての従業員が夜になって安全に帰宅するまでボーナスの情報を漏らしてはならないと、トップから明確に繰り返し指示されたにも関わらず、この人物はすぐさまこれに逆らった」
Matyszczyk氏によると、この従業員はさらに機密情報に日々接触するという業務の性質にも言及し、以下のように述べたという。
この従業員は重要な事柄について何も信頼できない。(内部では)会社内のほとんどの計画についてオープンでありながら、こうした壁のない文化の中でこそ全員が信頼に値する行動をとり、外部への発言や投稿に細心の注意を払うようでなければならない、という考えにこの会社のエンジニアリング業務は立脚している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス