The Wall Street Journal(WSJ)などは米国時間6月11日、Appleがモバイルソフトウェア市場における地位を不当に利用して、競合他社を競争から排除していないかどうか、米連邦取引委員会(FTC)が調査を開始する予定であると報じた。
この調査では、「App Store」のルール改訂が焦点となっている。Appleは5月、「iPhone」や「iPad」用のアプリケーションの作成に、複数のデバイスで動作するプラットフォームを使用することを禁じた。この禁止対象には、Adobeの「Flash」やNovellの「MonoTouch」が含まれる。
またAppleは先週、開発者がアプリケーションの中で、「Apple以外の携帯端末やモバイルOS、開発環境の開発者または配布元が所有もしくは提携する広告サービスプロバイダー」と分析データを共有する広告を使用することを禁止した。この定義に当てはまる最大の広告サービスプロバイダーはAdMobであり、同社は現在Googleが所有している。
WSJによると、FTCと米司法省(DOJ)は数週間にわたり、どちらがこの件を担当するか協議していたという。FTCは、GoogleによるAdMobの買収を数カ月間調査していたため、今回のAppleの調査も担当することになるようだ。
この件に関しAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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