Walmartが、Amazonに対抗する数少ない新興企業であるJet.comの買収に向けて同社と交渉中だという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間8月3日に報じた。記事によると、Jetの買収額は30億ドルにものぼる可能性があるという。
Walmartはこの買収によって、同社のEコマース事業を強化できる可能性がある。WalmartのEコマース事業の売上高は、実店舗に比べるとまだかなり少ない。同社は世界最大手のEコマース企業であるAmazonに対抗するべく、ウェブサイト上の品ぞろえを拡充したり、「Amazon Prime」に似た発送サービスを導入したり、食料品のピックアップサービスを拡大したりしている。
一方Jetはこの買収によって、最初の数年間は損失を計上するとしてもEコマース業者として大きな成長が期待できると予測して、7億ドルを超える資金を調達して事業を開始した同社最高経営責任者(CEO)を務めるMarc Lore氏の思惑が外れたことが証明される可能性がある。Jetは、顧客がカートに追加した商品の合計に応じて割引が受けられたり、返品の権利を放棄するとさらなるディスカウントが適用されたりする仕組みを設けることで、Amazonよりも安く販売する努力を続けてきた。
Lore氏は以前にもDiapers.comを参加にもつQuidsiを創設して、オンライン小売最大手のAmazonとの価格競争に挑んだ。その挑戦は、Amazonが同氏の事業を買収する形で終結している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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