NTTドコモは6月29日、農業IoT事業を展開するベジタリアに出資し、両者の事業拡大のために資本・業務提携したことを発表した。
両社は2015年5月より、農業国家戦略特区である新潟市における水田センサやクラウド型水田管理システムを導入した実証や、全国の農業普及組織と連携した実証を通じた商用化に向けた検証を実施している。
また、4月から水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch(パディウォッチ)」を全国の稲作農業生産者向けに販売するなどしてきた。
今回の提携を通じて、ベジタリアが保有する農業IoT、AI、ビッグデータの活用分野や、植物科学・植物医科学の分野における実績・知見・人的ネットワークと、ドコモが保有するモバイル通信・端末、販売ネットワークや、IoTに関連する通信技術を相互に活用し、新たなサービスの創出と普及促進を目指すという。
また、これまでの稲作に加え、新たに露地・ハウス栽培、果樹に関する農業IoT事業へと拡大。IoTセンサなどから取得した各種ビッグデータや人工知能技術を活用し、気象情報や害虫発生などの情報と合わせて解析することで、収穫物の品質や量、病気などを予測するサービスを開発するとしている。
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