モバイルデバイスとPCに対する需要が世界的に弱まっていることに加え、メモリチップの供給過多により価格が低下したことが、利益の伸びを予測よりも低くした。
「メモリチップに対する需要は、DRAMやSSDを搭載する高密度サーバやより高い機能を搭載したスマートフォンに保存されるコンテンツの増加に伴い、高まる見込みだ」とサムスンはリリースで述べている。
今後についてサムスンは、10nmのDRAMの開発、第2世代14nmコンポーネント量産の継続、そして、高密度DRAMおよびNANDストレージ販売の引き上げを予定していると述べる。
サムスンは1月に入って、同社の第2世代14ナノメートルFinFETプロセスを使用したロジックチップの量産を開始したこと、そして、Qualcommの「Snapdragon 820」を独占的に製造する契約を締結したことを明らかにしている。
携帯電話事業の営業利益は2兆2000億ウォンで、2四半期連続の減益となった。
サムスンは、曲面ディスプレイ搭載の「Galaxy Edge」シリーズのようなハイエンドスマートフォンの販売を拡大したが、消費者の人気は価格のより低い端末に集まったため、全体的な利益を引き下げる結果となった。
2016年について、サムスンはスマートフォンとタブレットで1桁台の成長を見込んでおり(ローエンドの分野で成長が期待できるという)、今後もネットワーク事業でLTEサービスのさらなる拡大を目指すと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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