不倫サイトAshley Madisonに侵入したハッカー、新たにデータを公開

Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 中村智恵子 福岡洋一 (ガリレオ)2015年08月24日 11時52分

 既婚者向け出会い系サイトAshley Madisonの顧客情報リークだけでは足りないというのか、データを盗んだとされるハッカーが今度は同サイトの運営会社をターゲットに定め、新たなデータを公開した。

 7月にImpact Teamと呼ばれるハッカーグループが、Ashley Madisonのサーバに侵入して顧客情報を盗んだと主張していた。問題のウェブサイトは行きずりの出会いや不倫のために利用されており、「人生一度。不倫をしましょう」というキャッチフレーズで知られる。Ashley Madisonは40カ国を超える3700万人が利用していると述べており、ハッカーグループはユーザーを特定できるデータを公開すると警告していた。

 同グループは、Ashley Madisonがインターネットから削除されない限り盗んだ情報を公開するとしていた。

 Ashley Madisonを運営するAvid Life Mediaは脅しに応じなかった。米国時間8月18日、Impact Teamは電子メールアドレスおよびクレジットカード情報などの顧客情報が含まれるおよそ10Gバイトのデータを公開した。

 しかし、これで終わりではなかった。

 Impact Teamはインターネット上に、今度はほぼ2倍のサイズのデータを公開した。ダークウェブおよびtorrentを通じて入手できるデータには、Avid Life Mediaから盗まれた情報が含まれているようだ。

 Reutersの報道によると、今回のデータにはAvid Life Mediaの創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるNoel Biderman氏に関連する電子メールが含まれているようだ。

 データに添えられたメッセージには、「やあNoel、これで本物だと認めるだろう」とあった。しかし、複数のセキュリティ専門家およびMotherboardサイトによれば、公開されたデータのうちBiderman氏の電子メールが含まれるとされる13Gバイトのファイルは壊れており、ウェブサイトのソースコードや企業データなど、それ以外の部分はそのままだという。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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