みんなのウェディングは11月14日、2014年9月期決算の売上を不正に計上しようとしたことで、同社代表取締役社長兼CEOの飯尾慶介氏が辞任することを発表した。辞任予定日は12月25日。
同社は10月、会計監査人から9月のBrideal事業本部の売上の一部に実態を伴わない売上が計上されている可能性がある旨を指摘され、監査役会に内容の調査を求められた。当該取引には飯尾氏とBrideal事業担当取締役が関与している可能性があったことから、その後すぐに社外取締役と社外監査役らで社内調査を開始。その結果、従業員の親族のウェディング施行に係る売上として計上されていた1200万円の実在性に疑義が生じた。
その後の調査で、飯尾氏と担当取締役がその従業員に指示し、Brideal事業のプロモーション用の撮影をしたものであることがわかった。当該売上に係る入金は飯尾氏の個人資金から拠出されていたという。
飯尾氏と担当取締役の動機は「2014年9月期の業績未達を少しでも穴埋めしよう」というものだったとしている。
同社では新任代表取締役を含めた新体制案を11月下旬頃、12月25日開催予定の定時株主総会の議案決定時に報告する予定。
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