アップルのフレキシブルOLEDディスプレイ関連特許出願書類、USPTOが公開

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 吉武稔夫 (ガリレオ)2014年05月23日 12時08分

 米特許商標庁(USPTO)が米国時間5月22日に公開したAppleの特許出願書類では、フレキシブルディスプレイに金属を使用して、部品の破損することなく導電性を最大にする新しい手法が説明されている。

 注目を集めているフレキシブルディスプレイだが、メーカーはある問題に直面している。それは、導電素材として使われているディスプレイ背面の金属が破損しやすいという点だ。この問題を回避するために、有機素材を金属の代わりに使おうとしているメーカーもあるが、導電性は金属に劣る。

 22日に公開されたAppleの特許出願書類は、Patently Appleが先にその内容を報じていたが、それによると、Appleはこの問題を解決しようとしているようだ。Appleはフレキシブルディスプレイで導電素材として金属を使用できるような技術を開発したが、金属を直線状に加工するのではなく、「メタルトレース」が曲がって強度を高めるというものだ。

 Appleの特許によると、この技術では、フレキシブルディスプレイを折れ曲げても破損せず伸びる「波線状になったメタルトレース」を利用するという。この技術は非常にうまく機能するので、ディスプレイを完全に折曲げても金属は破損しないとAppleは説明している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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