Intelはデジタル教育分野の新興企業Knoの買収によって、教育用テクノロジへの取り組みを拡大しようとしている。
IntelのJohn Galvin氏は米国時間11月8日、教育用ソフトウェアを手がけるKnoの買収をブログ投稿で発表した。これにより、「75以上の教育出版企業との既存の提携を通して提供される」Intelの「高等教育機関およびK-12(幼稚園から高校まで)向けグローバルデジタルコンテンツライブラリ」は22万5000タイトル以上に拡充されるという。Knoの買収は、教室での迅速なテクノロジ採用を支援するというIntel Educationの使命の新しい資源だ、とGalvin氏は述べた。
買収の条件は明らかにされていない。
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く2009年創設のKnoは、2010年に教育用タブレットを発売したが、その後、方針を転換し、デジタル教科書向けアプリを含む教育用ソフトウェアに注力するようになった。Knoのウェブサイトによると、同社は現在、20万タイトル以上の学生向けインタラクティブ教科書を提供しているという。
今回の買収を最初に報じたTechCrunchによれば、共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるOsman Rashid氏を除くKnoのチーム全員がIntelに加わる予定だという。Rashid氏とGalvin氏はIntelの下でのKnoの方向性について、意見が一致しなかったようだ。
TechCrunchによると、Galvin氏は「それは、買収プロセスの初期段階でOsman氏と私が話し合ったことだ。しかし、私が望む(Knoの)今後の方向性とOsman氏のそれは異なっていた。同氏の望む方向性はこれまで通り北米に注力することで、私はグローバル展開を望んでいる。そして、われわれがグローバル展開するということは、Intelの販売チームと一体化し、Knoの製品を新しい市場にもたらすために努力することを意味する」と述べたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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