アップルのB・マンスフィールド氏、同社サイトから略歴が消えた?

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年07月29日 12時25分

 Appleが2012年に実施した不可解な幹部陣刷新で中心人物となったApple幹部のBob Mansfield氏が、同社サイトの役員プロフィールページから消えている。

 今回の動きを最初に報じたMacRumorsによると、Appleのテクノロジ担当責任者であるMansfield氏の略歴が同ページから消されているという。ただし、Google検索のキャッシュには1週間前に取得したバージョンで同氏の略歴ページがまだ残っている。

提供:Apple
Bob Mansfield氏
提供:Apple

 かつてAppleのハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めたMansfield氏は、2012年6月に退職の意向を表明しており、Appleは「iPad」のハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントのDan Riccio氏を後任とすることを発表していた。

 その決断は、Appleの幹部人事が刷新されたことによりすぐに覆され、Mansfield氏は「将来の製品」に関する最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏のアドバイザーとしての任務に就いた。その2カ月後、Appleは再び同氏の役割を変更し、テクノロジグループの責任者に据えた。

 Mansfield氏のチームから複数の幹部がRiccio氏を後任とすることに懸念を表明したことを受け、Cook氏はMansfield氏と接触し、同氏を慰留するために月200万ドル相当の報酬を提示したとされる。

 2012年10月に流出した、Cook氏から全社員宛てに送信されたメールでは、Mansfield氏は今後2年間、Appleにとどまる予定だと記されていた。

 太平洋時間午前8時更新:Appleの広報担当者はReutersに対し、Mansfield氏は幹部陣から外れたが、特別プロジェクトのためAppleによる雇用は継続すると語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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